TRI-FOLD三つ折り加工

革の端を三重に折り込むことで耐久性を高める技術です。厚みが増すことで摩耗や劣化に強くなり、使用頻度の高い部分に適しています。また、端が内側に包まれるためほつれにくく、長期間美しい状態を保てます。さらに、丁寧な端処理により高級感のある仕上がりとなり、製品全体の完成度や質感、手触りが向上するため、財布やベルトなど多くの革製品で用いられています。

特にバッグのハンドル・ストラップ部分に多く用いられ、頻繁に使われる箇所の摩耗を防ぎ、長持ちさせる効果があります。当社では、バッグのハンドル部分は「丸編み」といって持ちやすい加工法をほどこしています。他には財布や名刺入れ、キーケース、ベルトなどの小物では、耐久性と美しい仕上がりを両立させるために重要な役割を果たします。さらに、革製の手帳カバーや文具用品にも三つ折り加工が施され、端のほつれを防ぐだけでなく、製品の高級感と質感を高める仕上げとして人気です。これにより、使い込むほどに味わいが増す革製品の魅力を引き出しています。